年齢を重ねるにつれて、口の中の状態も様々に変化していきます。自分の歯は何本残っていますか?日本では8020運動という「80歳になっても自分の歯を20本以上残そう」という取り組みがされています。そこでは食べ物に制限なく、おいしく頂く為には20本以上自分の歯が残っていることが条件だ、とも言われています。
噛めないことで食事に制限が生まれると低栄養状態に陥り、生命に関わることもあります。当院では管理栄養士が栄養や食事に関する相談を承っております。患者さんの口の中の状態、食の嗜好、ライフスタイルを踏まえた上で、栄養状態を良好に保つ為の一人一人に合ったご提案をさせて頂きます。
高齢期の食事
高齢者は身体的、精神的にさまざまな変化を示します。現在60歳以上の方の場合は、低栄養の方が20%にものぼり、反対に20%が過剰栄養、そして60%が健常な栄養状態にあると報告されており、個人差がとても大きいために、各自が栄養状態を把握して、適切な食事をとるように心がけなければなりません。
まず、ちゃんと噛めること。
それが転倒防止→寝たきり防止に繋がります。
何でもバランスよく食べましょう!