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スポーツドリンク、実は虫歯の原因に? 夏の水分補給にご注意を!

こんにちは!

歯科医師の西川です。

まだまだ暑い日が続いていますが、皆さん体調は大丈夫ですか?

熱中症対策もしっかりして気を付けてくださいね。

 

さて皆さん、熱中症予防のために、スポーツドリンクを飲む機会が増えていませんか?

実はこのスポーツドリンク、体には良い面もありますが、歯にとっては少し注意が必要なんです。

スポーツドリンクは、汗で失われる水分やミネラル(ナトリウムやカリウムなど)を効率よく補えるように作られています。

そのため、運動中や体調不良の時にはとても役に立つ飲み物ですが、リスクについては、下記のようになります。

 

スポーツドリンクに潜むリスク

  • 砂糖が多い:飲みやすさを優先して糖分が多めに含まれています。500mlのペットボトルに角砂糖10個分以上が入っていることもあります。
  • 酸性が強い:酸性の飲み物で、pHはおよそ3~4。オレンジジュースや炭酸飲料と同じくらいの酸性度で、飲んだ瞬間から歯の表面(エナメル質)が溶けやすい環境になります。

 

このため、ちびちび飲んだり、毎日の習慣にするとむし歯や酸蝕症の原因になりやすいのです。

 

歯を守るための工夫

  • 普段の水分補給は「水」や「お茶」を基本に
  • スポーツドリンクは「運動時や体調不良のとき」など必要な場面だけ
  • 飲んだ後は 水でうがい をすると、口の中の酸や糖分を流せるので、安心
  • 歯磨きは30分ほどあけてからすると歯に優しいです

 

まとめ

 

スポーツドリンクは上手に取り入れれば体の味方になりますが、毎日の常用は歯にとってリスクが高くなります。

特に成長期のお子さんや部活を頑張っている学生さんは、習慣にならないよう気をつけてくださいね。

お口の健康を守りながら、今年の夏も元気に過ごしましょう!

気になることがあれば、いつでも当院にご相談ください!

 


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